先日うちのカミンギーウォーターモニターが他界しましたが、気持ちの整理もかねて飼っていた時のことを振り返ってみたいと思います。

まず毎日の世話は大変な部類だったと思います。

体が大きいので排泄物の量も多くなり、水入れの中でよく排泄するので、毎日の水入れ交換は欠かせません。また、餌を振り回して飛び散らせながら食べることもあるため、ケージがすぐ汚れます。

さらに犬猫と比較して特殊な餌、大きな体に攻撃力の高い爪と牙・尻尾、人間側のスキルが必要であることを考えると、旅行などに世話を頼めるものではありません。

そして大きくなるということは飼育スペースが必要になります。僕は将来的に一部屋明け渡すつもりで飼育していました。

それでも元気でいてくれるだけで全てが報われます。その力強さ・美しい姿・存在感・愛らしさなど、そのどれもが飼っていて良かったと思えるものでした。いま思い返してみても、カミンギーと過ごした時間は幸せでした。

トカゲは人に慣れますが、懐くことはありません。ですから僕はトカゲをはじめとした爬虫類に対しては、さほど感情移入しません(しないようにしていたとも言える)。

ところがカミンギーの遺体を引き取ったとき、獣医さんに言われてハッとしたことがあります。入院したときの様子を獣医さんが見たところ、病院スタッフに対する様子と、面会に来た僕に対する様子が違うというのです。

これを聞いたとき、うちのカミンギーは僕のことを飼い主と認識していた、もしくは自分の環境の一部であると認識していてくれていたかもしれない、と想像しました。

感情なんてないというつもりで付き合っていたトカゲでしたが、真剣に接していると絆のようなものができるんですね(そう思わせてくれるだけの高い知能があったのだろう)。

僕がカミンギーから貰った最後にして最大のものがこの絆(のようなもの)です。長生きさせてあげられなくて本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、同時にこのトカゲを飼って良かったとも思います。

トカゲのような生き物を飼うことは、完全に人のエゴです。ですから、そこで何を学びとって次に返していけるかが、せめてもの罪滅ぼしだと個人的に考えています。

カミンギーは僕にたくさんのことを教えてくれました。彼を通して得たものは、必ず別の生き物に返そうと思います。

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